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「龍馬伝」レビュー(第8回 弥太郎の涙)

今回は、龍馬(福山雅治)が弥太郎(香川照之)とともに、吉田東洋(田中泯)に直訴するシーンが圧巻だった・・・

安政2(1855)年、龍馬の父・八平(児玉清)が亡くなり、兄・権平(杉本哲太)が坂本家の家長となってあいさつ回りをしていた。
挨拶回りの途中で弥太郎(香川照之)の父・弥次郎(蟹江敬三)が庄屋と争っていた場面に出くわす。江戸で学問修行中の弥太郎は、弥次郎が大怪我をしたことを手紙で知らされ、通常なら30日はかかる江戸~土佐間を16日で駆け戻った。
庄屋の横暴に抗議した上の父の怪我について奉行所に抗議をする弥太郎と龍馬だが、下士と地下浪人の身分では相手にされない身分制度と賄賂の厚い壁に阻まれる。
武市半平太(大森南朋)と、岡田以蔵(佐藤健)らは江戸に剣術修行に。龍馬の幼馴染の加尾(広末涼子)の兄・平井収二郎(宮迫博之)も同道するが、土佐を離れるに際し、攘夷論「竜馬に近づくな」
再度江戸に剣術修行に戻るという龍馬に加尾は「龍馬さんにおいてけぼりにされたくない」と拗ねるが、「お前が好きじゃ。待っていてくれ、必ず迎えに来る」と指切りする龍馬。このとき21歳。
父の無念を晴らさんと、弥太郎と龍馬は藩の重鎮・吉田東洋(田中泯)に直訴するも、「天才の自分は何をやってもよいが、おぬしらは何を持っている?何がやれる?」とはねつけられる。
諦め切れない弥太郎は奉行所の門に「官以賄賂成 獄囚愛憎決」(官は賄賂をもって成し、獄は愛憎によって決す)と刀で大きく落書きし、牢屋に入れられる。「ここから這い上がってみせる」と叫ぶ弥太郎、江戸に向かう龍馬は「見てろ、またよく学んでくるぞ」。

今回は、龍馬(福山雅治)が弥太郎(香川照之)とともに、吉田東洋(田中泯)に直訴するシーンが圧巻だった。
土佐藩の良識派と信じ、弥太郎の父・弥次郎(蟹江敬三)が庄屋とやり合い大けがをした件を訴えるも、武士階級の最下層である下士と地下浪人の身分では相手にされない現実。「天才の自分は何をやってもよいが、おぬしらは何を持っている?何がやれる?」とはねつける吉田東洋。不条理をかみしめる2人。
東洋を憎む弥太郎に対して、身分制度そのものを変えようとする龍馬。
「ここから這い上がってみせる」と叫ぶ弥太郎、江戸に向かう龍馬は「見てろ、またよく学んでくるぞ」が好対照だった。
しかし、ちまたで評判の弥太郎の汚れ役は、見事。大きく叫ぶその口の中は歯も真っ黒。それも一律に黒いのではなく、1本1本見事に汚している。歩き回る町中を吹く風に舞う埃など、舗装されていない道路で遊んだことのある世代には、妙に生々しい現実感だった。(編集部:大島)

【関連リンク】
大河ドラマ「龍馬伝」公式ページ
「第8回 弥太郎の涙」は、NHKオンデマンドで2010年3月3日まで購入可能(315円(税込))

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